ポロシャツとはどんなシャツ?歴史や素材、他アパレルとの違いを解説
店舗スタッフの制服や、ビジネスマンの夏服としてよく目にするポロシャツ。
身近な洋服ですが、ポロシャツとはどんなシャツなのか、なぜポロシャツというのか、皆さんは知っていますか?
今回はポロシャツとはどういうものなのか、由来や歴史、素材、Tシャツなど他アパレルとの違いを詳しくご紹介します。
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※本記事にて紹介している商品価格は2024年6月04日現在の価格となっております。
ポロシャツとはどんなシャツなのか?
ポロシャツとは襟が付いていて、着脱しやすい前開きになっているニット製のシャツのことです。
名前についている「ポロ」の由来、そしてポロシャツの誕生にまつわる歴史をご紹介します。
ポロシャツの由来と歴史
ポロシャツの「ポロ」は、イギリスの上級階層の伝統スポーツであるポロに由来しています。
ポロは馬に乗ってT字型のスティックでボールを打ち合い、相手のゴールに入れて競う球技です。
ポロシャツはポロのユニフォームだったのかと思いきやそうではなく、その歴史は、1927年にフランスのラコステ社が開発したテニスウェアから始まりました。
当時のテニスウェアは長袖シャツで、動きにくさと吸水性の悪さを改善したいと創業者のルネ・ラコステ氏が目を付けたのが、ポロの選手が着用していたユニフォームだったのです。
ラコステ氏はポロで着用されていた丸襟シャツの素材を活かし、紳士のスポーツであるテニスに相応しい襟を付けて半袖シャツを作成しました。
この革新的なテニスウェアが、ポロシャツの由来です。ポロシャツの歴史を読み解くと、ポロとテニスの2つのスポーツが深く関わっていることがわかります。
ポロシャツの特徴
もともとスポーツウェアに由来していることもあって、ポロシャツの大きな特徴としては着心地の良さが挙げられます。
ポロシャツはニット生地で制作されているため伸縮性に優れ、身体を動かすシーンで着用するには最適です。
襟が付いていることでフォーマルな雰囲気も演出できて、カジュアルになり過ぎないという点も老若男女問わず好まれています。
クールビズが浸透してからは夏のビジネスウェアの定番になり、ビジネス向けのポロシャツが「ビズポロ」と呼ばれるようになりました。
ポロシャツの素材の種類
ポロシャツとはニット生地で作られたシャツであると紹介しましたが、編まれている生地の素材によって、着心地や機能性に違いが生じます。
それぞれの素材の特徴を知っていると、着用する頻度やシーンに応じて最適なポロシャツを選ぶことが出来て有益です。
コットン
コットンはポロシャツは勿論、Tシャツやスウェットなどの素材にも使われている吸水性と通気性に優れた天然繊維です。
肌触りが柔らかく、着心地の良さを長時間感じられます。
また強度の高い繊維ですので、長く着用するポロシャツのプリント製作にはお薦めです。
ポリエステル
速乾性の高いドライポロシャツの作成によく使用されているのが、合成繊維のポリエステルです。
着心地がサラッとしていて、汗をかいてもべたつきません。
乾きが速くシワになりにくいため洗濯が簡単で、夏場に着用するポロシャツの作成には特に好まれている素材になります。
混紡繊維
2つ以上の異なる素材を組み合わせ、それぞれの特徴を併せ持つ素材のことを混紡素材といいます。
ポロシャツの混紡素材は、主にコットンとポリエステルをミックスした素材です。
両者のメリットを合わせもち、肌触りが柔らかく、耐久性と機能性を兼ね備えたポロシャツになります。
ポロシャツの生地の種類
ポロシャツとは、素材だけではなく生地の編み方にも個性が出るアパレルです。
当通販店で販売している特注ポロシャツには、主に以下の2つの生地を使用しています。
鹿の子
鹿の子は平編みとタック編みを組み合わせ、表面が小鹿の背中にあるまだら模様のように見えるニット生地です。
編み目に凹凸があることから肌に触れる面積が少なく、着心地がサラッとしていてポロシャツの製作によく使われています。
生地の構造上、横方向に伸縮しにくく型崩れしないというのも大きな特徴です。
天竺
天竺生地は、表面だけを編む基本的な編み方のニット生地です。
平編みやメリヤス編みとも呼ばれていて、表と裏で編み目の模様が異なります。
横方向に伸びが良い生地ではあるものの、縦方向への伸縮性が低め。
身体を動かす場面よりも、オフィスで着用するポロシャツの生地に適しています。
ポロシャツと他商材の違いは?
ポロシャツとはどんなシャツなのか、だいぶ明確になってきたのではないでしょうか。
しかし実際にオリジナルウェアの名入れプリント製作にポロシャツを検討しようとすると、他商材と迷ってしまうこともしばしば。
そこで、オーダーメイドにおいて迷うことが多いポロシャツとTシャツ、ポロシャツとワイシャツの違いをそれぞれ解説します。
ポロシャツとTシャツの違い
ポロシャツとTシャツは、どちらも夏の服装には欠かせないアイテムであり、店舗制服やスポーツウェアにもオーダーメイド印刷されています。
素材と生地もそれぞれ似た素材を使用しているなど共通点が多く、オリジナルウェアを名入れ発注する際にはポロシャツとTシャツのどちらを注文するか迷ってしまうものです。
そこで判断材料となるのが、襟とボタンの有無。
ポロシャツには襟があり、さらにボタンを留めることで首元にきちんと感や落ち着いた印象を与えます。
チームの真面目さをPRしたい、お客様にきちんとした印象を持ってもらいたいといった場合には、オリジナルTシャツよりもオリジナルポロシャツの方がお薦めです。
ポロシャツとワイシャツの違い
きちんと感を重視するのであれば、ポロシャツとどちらをオーダーメイド印刷するか迷ってしまうのが、ワイシャツです。
ポロシャツとワイシャツの大きな違いは、動きやすさにあります。
ニット生地のポロシャツは身体の動きを邪魔せず、ワイシャツのような窮屈さがありません。
ネクタイも不要で、首元の風通しが良くなります。
ワイシャツと比べてフォーマルさに欠けるという場合は、襟をボタンで留めることが出来るボタンダウンの特注ポロシャツの制作を検討しても良いでしょう。
まとめ
アパレルのオリジナル印刷制作を通販ならではの激安価格で承る「アパレルの卸」が、ポロシャツとはどういった歴史や特徴を持つシャツなのかをご紹介しました。
ポロシャツの素材・生地の特徴を把握していると、名入れ製作の目的に相応しい本体を選べます。
またポロシャツとTシャツ・ワイシャツなどの他商材にどのような違いがあるのかわかることで、アイテム選びの視野が広がり、こだわりを重視したオリジナル制作ができることでしょう。
ポロシャツにオリジナルプリントを注文・印刷する際は、ぜひ格安名入れ作成の通販専門店、「アパレルの卸」にお任せください!